イスラエル旅行記⑦  Shabbat Sharom

イスラエルで安息日を過ごしました。いよいよ過越しのシーズンを間近にイスラエルは学校が休みになったりしていたようです。

 

私たちの宿泊していたヤドハシュモナという場所はキブツと呼ばれる共同体の村でした。イスラエルで唯一の「クリスチャンのキブツ」だそうです。そちらに住んでおられる方と一緒に安息日の礼拝を守りました。

この日はヨハネの福音書からのメッセージでした。

メインの言葉はヘブル語、そして同時通訳の英語がありました。

おそらくですが、100名〜150名くらいは入れる会堂と思われます。

 

そして、昼ご飯の後にホテル内のBiblical Gardenと呼ばれる、聖書の中に描かれている建物や文化について学んだり、ユダヤの歴史について学ぶ時間がありました。これもツアーの一部です。

 

この日はイスラエルに来て初めて雨が降った日で、とても寒かったのですが、雨は霧雨のようで、とても柔らかい雨を体験しました。

古い子供の賛美

Mercy is falling, is falling, is falling. Mercy it falls like the sweet spring rain
Mercy is falling, is falling all over me

を思い出しました。本当にしっとりとした、優しい雨でした。神様の憐れみはこのようなのだと感じることができました。

 

こちらがお庭の入り口です。

この村の名前であるヤドハシュモナは二つの言葉から成り立っています。YAD(ヤド)とHASHMONA(ハシュモナ)です。ヤドは「記念する」という意味で、ハッシュモナは「(数字の)8」という意味だそうです。

フィンランド系ユダヤ人でホロコーストで召された方々を記念するためにこの名前にしたそうです。

 

いつもはツリエル(私たちの間ではツリちゃんと読んでいました)さんというガイドさんが私たちを案内してくださいましたが、今回はその叔父さんであるアリエ先生が私たちを案内してくださいました。アリエさんは70過ぎのおじいさまですが、とってもお元気な方です。

 

ご家族がどのようにイスラエルに来て、そして今のような生活を選ばれたのかをお話してくださいました。

お父様はユダヤ人でフィンランド人でもありました。第二次世界大戦の体験者でもあります。ナチスに捕らえられた時、フィンランド政府はユダヤ人を守ってはくれなかったそうです。そうして、強制収容所に送られて過ごすわけです。その後、解放されましたが、自分を守ってくれなかったフィンランドには戻らず(精神的にも自分を売ったコミュニティーには戻れないですよね…)、イスラエルを目指したそうです。しかしすぐにはイスラエルに入国はできず、ギリシャの難民キャンプで過ごした後、やっとのことでイスラエルに住めたとのことでした。お父様は天に召されるほんの数年前まで厳格なユダヤ教徒だったそうです。

一方、アリエさんはイスラエルでミュージシャンとして活躍していたようです。お母様が信仰を持っておいでで、お母様の祈りとまた生活を通しての訓練をもって、信仰をもつようになりクリスチャンとなったとのことです。当時、イスラエルではメシアニックジュー(ユダヤ人クリスチャン)がすごく少なく大変苦労もあったようです。そんな中、神様からの召しでキブツを作ることを示され、ミュージシャンとしての大きな収入を投げ打ってこの場所を購入したと話しておられました。その時フィンランド政府も第二次世界大戦時にユダヤ人に対して何もしなかったことをお詫びし、村づくりを助けてくれたそうです。奇跡の連続でできた村なのだと、神様の力強い導きを感じられずに入られませんでした。

 

こうして、家族はキブツに住むようになり、ホテル経営をしながら、そしてツアーガイドをしながら、ざっくりですが今に至っているとのことでした。

お父様は在命中は戦争時の話しはほとんどされなかったのですが、お亡くなりになる10年ほど前に、子供3人をつれてポーランドへ行き、心の悲しみをすべて吐き出すことができたそうです。そして、赦すことを選ぶことができ、クリスチャンになったと聞きました。

 

このようにツアーガイドさんから直に、ホロコーストやイスラエルの戦争の歴史を聞くとは思わなかったので、驚きと共に、非常に大きな体験になりました。

(熱心にアリエさんの証しに聞き入る私たち)

 

このバイブルガーデンで作られているものはレプリカですが、ところどころ本物の遺跡もあります。

 

そしてこちらはヨエル書2章13節のみことばを銅像にしたものです。

あなたがたの着物ではなく、あなた方の心をひきさけ。あなたがたの神、主に立ち返れ。主は情け深く、憐れみ深く、怒るのに遅く、恵み豊かで災いを思い直してくださる。

この心を引き裂くという言葉が、ユダヤ人の心に響くのだと話してくださいました。観光業をしていますが、一番の思いは同族民であるユダヤ人の救いなのですね。

 

ガーデンの中は、このようにお花やハーブでいっぱいです。

そしてこの一つ一つの花にユダヤ人ならではの言い伝えがあり、聖書にからめて子供達に教訓を教えると話していました。

キブツ(共同体)で暮らす子供達やクリスチャンの子供達に、鳥や植物という自然の教科書からみことばを教えるのが大好きだと語るアリエ先生の目が輝いていました。

 

幕屋の作りについても、幕屋とユダヤ人の普通の家の作り方と似ていて、神様はちゃんとユダヤの文化を理解してわかるように幕屋を設計しているとか、清めのお風呂では神様の愛の本質と律法主義の違いについて語ってくださりました。

こちらには1世紀のお墓があり、ユダヤの埋葬の文化も語ってくださいました。

ユダヤは争いの歴史で、先祖の墓に入るということは祝福されているという意味だそうです。聖書の表現の中で、「父のもとへ帰る」ということは、墓に一緒に葬られるというこの上ない賞賛の言葉であるということを聞きました。一行にも満たない聖書の言葉に、大きな意味があることをしれて、これからは聖書を読むのがとても楽しくなりそうです。

 

本当に写真も取れないくらいにたくさんの知識を分かち合ってくださって、自分の個人のノートはもうぎっしりなんですが、こちらにはこれくらいにしておきます。

 

イスラエルからもどり、1ヶ月がたってしまいました。

後半の旅もぼちぼち書いて行きますね。

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